巻頭言 ほほえみ第72号(平成29年10月号)

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巻頭言 ほほえみ第72号(平成29年10月号)

2018.04.27 カテゴリー[ document ]

 9月に全日病学会が金沢であり、先駆的な病院の発表を興味深く聴きました。そっくり同じ事はできないけど、より良い病院にするためのヒントとなり、元気をもらいました。4題の発表を含めて20名も職員が参加したので、学会で感じたことを糧にして、今後に生かしてほしいものです。

 当院は慢性期医療が主体ですが、13対1病棟では重症度医療看護必要度が、毎月30%を超えています。7対1急性期病院の最多帯は25から29%なので、それより高値で、重症対応がしっかりと出来ているといえます。認知症や寝たきりで医療を要する重症患者を積極的に受け入れています。急患や急変に対応できる急性期機能を持ち、安全で質の高いケア・医療を提供していきますが、それには絶えず真摯に自己研鑽を積み重ねることが必要なのは言うまでもありません。

 各疾患別リハビリで最高ランクのリハビリは栄養状態を改善しフレイル(虚弱)に対応した歩行訓練も大切ですが、排泄と嚥下リハビリの充実が在宅へ帰すカギになります。PTOTの病棟別配置により在宅復帰を高めることを検討しています。また今後激増する認知症に対しては認知症ケア加算1を算定し、週1回の病棟ラウンドや全職員対象の研修会を行なっていますが、高岡市認知症初期集中支援チームを委嘱され、ケアマネージャーや地域包括支援センターの困難事例に対応しているので、在宅部門の方々と強い信頼関係を築けました。

 2か月に一度開催している地域医療連携の会では在宅医療を行っておられる先生方と顔の見える関係を構築でき、一定数の紹介があります。

 医療度の高い患者さんに対応するため、10月に介護療養病棟の1つを医療療養に変換します。また、年内に老健の中にあるグループホームを老人ホームに転換しますが、職員が協力し合って在宅生活を支え、老健の在宅復帰率を高める一助にしたいと思っています。更に、病院内を改修し、急性期病院からの重症者に対応できる在宅施設を院内に作れないか検討中です。

 来春に同時改正があり、病院機能分化や地域医療構想も進捗しますが、何があっても、地域に信頼され、質の高いケアをやっていきたいものです。いつも言っていますが、法人は、一つ上の資格取得など、やる気のある職員を全面的に支援していきます。

 

紫蘭会理事長  笠島 學

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