巻頭言 ほほえみ第73号(平成30年3月号)

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巻頭言 ほほえみ第73号(平成30年3月号)

2018.04.27 カテゴリー[ document ]

 今冬の北陸は大雪で、56豪雪以来と言われていますが、車社会になってから経験したことのない大渋滞となった日もありました。雪に強い北陸新幹線があって良かったですが、雪かきにうんざりしています。

 さて、病院の病床稼働率は低下傾向にあり、101131では3年間で4ポイント低下しているデータもあります。当院でも入院者も多いが、元気で退院する方や死亡退院も更に多く、稼働率が80%という病院開設以来の数値に青くなったのは、つい2か月前でした。先月は月別で最多の入院数となり一息つきましたが、満床には程遠い状態です。基幹病院からの重症患者や脳卒中・骨折連携パスの予定入院もありますが、自宅や施設からの緊急入院が急増しています。これは、在宅サービス部門を充実させ、医療・医療連携のみならず、医療・介護連携を進め、安全で質の高い医療・ケアを提供せよという天の声だと思います。外来稼働時間帯であれば、人工呼吸器を含むどんな重症患者でも、寝たきりで不穏行動のある認知症患者でも引き受ける「急性期機能」をもった病院であるべきです。当院の131病棟は重症度が3040%もあり、基幹病院に劣らないケアを行なっています。

また、入院直後から退院後の生活を考えて行動する「在宅マインド」をもった、ケアマネ的発想がある医師・看護師・リハ療法士・介護福祉士などであるべきだと思っています。嬉しいことに、4月から5人の新人ナースや看護学生卒業などでナースが一挙に2桁も増えます。期待を裏切らない卒後教育をして下さい。

10月から1病棟を介護から医療療養病棟に転換しましたが、医療区分の高い患者が徐々に増えてきました。

1月から老健おおぞらに併設のグループホーム9床を有料老人ホームに変換しました。新設の訪問介護や通所リハビリ・訪問看護の活躍の場が拡がり、老健では、安定的に在宅復帰加算が取得できます。今後は、通所リハビリを重介護度の方に、もっと利用してもらえるよう、短時間リハ及び長時間リハの利用を進めていきます。老健のリハ療法士を増員し、退所後の訪問リハも新規に施行し、週3回以上リハビリを行なうスーパー強化型老健を目指します。

4月の同時報酬改定では、面積基準をクリアしているので、介護病棟を早々に介護医療院に転換することを検討しています。また、病院・老健・在宅部門が一体となり、医療機関・施設・地域と連携を深めたいものです。

紫蘭会理事長  笠島 學

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