巻頭言 ほほえみ第49号(平成20年1月号)

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巻頭言 ほほえみ第49号(平成20年1月号)

2007.12.04

 この号が出る頃は新年になりますが、穏やかに、すがすがしい気持ちで新しい年を迎えられたことと思います。今期は、ショートステイ専用棟は増床新築により、在宅療養の受け皿として着実に機能してきたことや、リハビリ専門職を増員した病院と老健の2ヶ所の通所リハビリが好評なこと、訪問リハビリが多くの医療機関からの依頼を受け、定着したこと、入院患者数や要医療ショートステイ利用者の増加などがあり、何とか順調に経過しています。職員数も増えましたが、何といっても、やる気のある職員が多くいて、それなりの成果をあげたことに感謝しています。これからも、学会発表は勿論、研修や看護学生養成を含めた人材育成に、お金をかけて、力を入れていくつもりです。

 

療養型主体の光ヶ丘病院を核として、医療もケアも重症の患者さんを積極的に受け入れ、在宅を重視し、リハビリを充実させ、地域連携や予防分野を地道にやっていく方向性は間違っていないと思っています。

 

1月から一般病棟の看護基準を1ランク上げます。夜勤に正看配置を継続するのは難関ですが、何とか乗り切っていき、むしろ更に1ランク上げたいと思っています。今年は看護学生がいっせいに受験準備のため、短期間、特に2月が手薄になりますが、職員の皆さんのご協力をお願い致します。

 

4月の診療報酬改定で、県内で唯一有している特殊疾患療養病棟が廃止から一転継続となりますが、脳卒中が対象疾患より除外されます。是非とも継続できるよう、県内の病院に今から働きかけていきます。4月から特定健診・特定保健指導も始まります。年間4千人以上の検診・人間ドック受診者がいるサンシャイン・メドックでは、当然保健指導をやりますが、既に飽和状態である現在より更に受診者の増加が予想され、スペース的にも余裕がないため、保健指導は少人数しかこなせないかもしれません。

 

当院の大きな問題は、あと4年余で廃止が決まっている介護療養病床をどうするかです。百二十床全てを転換老健にすることは、幸い1床8m2をほぼ確保している為、転換するのは容易ですが、そうすると大幅な減収は避けられず、医療も介護も必要な重症患者さんが大部分を占める病棟で、現在の医療やケアのレベルを維持するのは極めて困難になります。4月から脳卒中の地域連携パスが稼動しますが、高岡医療圏内の回復期リハビリ病棟は急性期の厚生連病院しかなく、リビリ療法士が10人以上配置の脳血管リハビリ1の届出は当院のみであることを考えると、回復期リハビリ病棟取得の最短距離にいるといえますが、一般病棟と競合するし、新たに夜勤ナースが必要となる病棟を増やすのは得策ではなく、将来一般病棟でいくか回復期リハビリ病棟でいくかの選択をする時期がくるかも知れません。病棟交換で医療療養を51床から60床にふやすのは、医療療養は今後の需要が高く、当院は十分対応ができますが、病棟過多の本県では、まず許可が下りないと思われます。

 

納得のいかない医療費抑制政策のもとで、医者不足、ナース不足に加え、介護職のなり手がいなくなり、患者さんにも医療従事者にも選ばれる施設とそうでない施設との2極化が益々進んでくると予想されます。我々は質の向上を粛々と行い、患者さんからは信頼され、選ばれる法人であり、職員がやりがいや誇りを持って働ける法人となるよう努力を重ねていきたいと思っています。

 

紫蘭会理事長  笠島 學

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