2006 9月

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巻頭言 ほほえみ第46号(平成18年10月号) 『利用者の多様なニーズに答えながら、 地域で安心・継続した療養生活が送れる支援を』

 患者の視点・安全な医療の質の確保を無視した社会保障費抑制政策により、自己負担の引き上げと診療報酬の大幅引き下げ、療養病床の大幅縮小が決定されましたが、在宅基盤が未熟のまま強行されると多数の医療・介護難民が発生する恐れがあり、特に中重度者の在宅サービスの基盤整備が求められています。当法人は、以前から地域で着実に在宅サービスの充実をはかってきました。

 

この度、病院と2階渡り廊下でつながる通所リハビリ・ショートステイ棟を新築しました。ご協力を賜りました地元の皆様に深く感謝致します。1階の通所リハビリ(デイケア光ヶ丘)は、天井が50センチ以上高く、明るく広々としており、床暖房が整備され、入浴は3個の生活リハビリ浴と車椅子型器械浴と一般浴が選べます。常勤リハ療法士は2名(増員予定)で、パワーリハを含めた個別リハビリを提供します。言語聴覚士による摂食嚥下ケア・言語療法も施行し、2名の看護師や介護福祉士により重症者にも対応可能です。

 

2階の生活介護ショートステイ(光ヶ丘ホーム)は9床から18床に移転増床しました。個室ユニットに転用できる2つのユニットからなり、家庭的な雰囲気で木目細やかなケアを行ないます。いずれは看護師を採用し、現在は療養病棟で行なっている医療処置を要する利用者も引受けるつもりです。ショート利用中も集団リハビリやリラックス体操、バリデーションによる認知症対応などを積極的に取入れたケアをしてくれると期待しています。

 

介護保険導入前の平成9年から稼動している「訪問看護ステーションほのぼの」は在宅サービスの本道であり、重症在宅患者を多く取り扱っていますが、リハビリ訪問も積極的に行なっています。光ヶ丘ホームの跡に「ほのぼの」が移りますが、難病・癌末期患者を日中お世話する療養通所介護の部屋を用意しています。

 

訪問リハビリは10月から「ほのぼの」より独立し、常勤療法士3名で発足します。発症まもない患者に対する集中リハができ、医療保険で打ち切られた外来リハ患者には朗報です。

 

療養介護のショートステイは医療療養病棟で引き受けていますが徐々に利用者が増えてきました。医療処置が必要な障害者の方も引受け、ショート中にリハビリやレクリエーションの参加ができる体制を整えます。

 

 さて、医療療養病床は7月から医療区分により診療報酬に大幅な差がつけられ、低い医療区分が多い療養病床では減収を余儀なくされています。当病棟は幸い75%以上が医療区分2,3で占められており、医療が必要な重症患者を多く引受けているといえます。また、特殊疾患療養病棟は医師数をクリアできたので、一般病棟の特殊疾患に変更しました。一般と特殊疾患の2病棟で人工呼吸器装着者が3―5人ずつおり、重症患者の受け入れは当院の使命と思っています。

 

 医療・介護の世界は混沌としており、今後何が起こるか不明瞭です。当法人は充実しつつある在宅サービスと、医療も介護も必要な中重症者を引き受けている施設サービスの両輪がバランスよく機能していますが、更に、検診を含むと年間4千人超の利用者がいる人間ドックや地域包括支援センターがあり、予防医学や介護予防の分野にも地域に根付いています。全国大会での発表は当然で、介護支援専門員合格者は通算で50名を突破するなど職員の向上心は高まっており、絶えまざる努力に感謝しています。職員の皆さんは自信をもって、一つ上の資格を目指すなど、質の向上に努めてくれるようお願いします。

 

紫蘭会 理事長  笠島 學

『関節運動制限や褥瘡予備群高齢者に対する近紫外線・可視光・近赤外線照射の有用性』 第14回日本日本療養病床協会

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『状態に応じた口腔ケアの共通理解を図る』 第14回日本日本療養病床協会

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