2011 1月

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巻頭言 ほほえみ第56号(平成23年2月号)

 今年は昭和56年7月1日に光ヶ丘病院が誕生してから創立30周年という節目の年にあたります。これからの医療・介護は、急性期基幹病院に資源を集中投資して医療崩壊を防ぐと共に、地域で安心して療養生活が送れるよう、24時間巡回型訪問サービスやサービス付き高齢者住宅の整備など在宅を重視し、地域連携で支える「地域包括ケアシステム」が目指す方向に進めようとしているのでしょうが、現実は、富山県のように平成10年をピークに人口減が続いており、働く世代が減少し老々介護や高齢者単独世帯の急増など家庭で療養生活を送ることが困難になりつつある中で、在宅重視が貫けるのか疑問ですし、財政不足ばかりが前面に出て、選挙を意識した負担先送りの不毛の議論に終始し、将来像が見えてこない感があります。

 

 少子高齢社会が一段と進み、大企業が高齢者市場に本格参入し、中小医療福祉系法人の淘汰が予想される中で、我々のような慢性期医療や介護を主体とする法人がなすべきことは、医療やケアの質の向上を図る殊に尽きると思います。やる気と向上心を持って日々研鑽するとともに、患者・利用者さんを温かい心で包んであげ、「光ヶ丘病院・おおぞらにきてよかった」と言われるように、安全で質の高い医療・ケアを提供し続けるのは当然です。そのためには、何度も言いますが、一つ上の資格を目指して欲しいものです。去年は感染症管理と認知症の認定看護師が誕生し、ケアマネージャーは通算70名を超え、呼吸療法士5名、認知症ケア専門士8名、医療介護福祉士7名になりましたが、いろんな資格に挑戦して欲しいと思っています。ケア職の方は全員、介護福祉士を目指して下さい。働きながら学ぶ10名超の看護学生が初志貫徹できるよう全面的に応援します。また、看護・介護の指導者研修や様々な研修会に積極的に参加して欲しいし、法人はやる気のある人の援助を惜しみません。今年の慢性期医療と全日病の全国大会に3題ずつ発表することや老健大会の発表は決めてありますが、他の学会での発表も期待しています。地域住民の多様なニーズに対応できる信頼される法人となる為に、とかく日常業務を漫然とこなすだけになり勝ちですが、職員一人一人が取得した資格を生かして、常に初心に戻って、より良い医療やケアはどうあるべきか真摯に考えながら患者さんに接して欲しいと願っています。

 

 私は、良質な慢性期医療は今後益々必要とされると確信しています。病院では、従来より在宅患者の急変時や医療系ショートステイを積極的に受け入れ、入院患者さんの全員リハビリ施行に心がけていますが、医療も介護も必要な重症患者さんも多数受け入れています。現在、人工呼吸器装着者が3病棟で9名と過去最高台数が作動しています。人工呼吸器が必要になるかもしれない神経難病、食道瘻や腸瘻、トコズレ(褥瘡)を有する方など他院では対応困難な患者さんも受け入れるつもりです。

 

 また、訪問看護師の増員や、STによる通所リハビリでの摂食嚥下訓練に加えて、新たに訪問リハビリにSTの参加や訪問リハビリの増員などの在宅医療の強化をする予定です。そして、遅ればせながら、IT化に着手し、院内ランから始めて、オーダリングシステムの導入を考慮しています。

 

紫蘭会理事長  笠島 學

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