2018 12月

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巻頭言 ほほえみ第74号(平成30年8月号)

 多大な被害を出した西日本水害は、自然の猛威を実感し、その後の連日猛暑にはお手上げ状態で、37年振りだという平成30年北陸豪雪は忘却のかなたにあります。広報誌「ほほえみ」は5か月毎の発行ですが、これは編集委員が専属でなくても出来る間隔と思って始めましたが、5か月の間に随分変化がありました。

 今春に診療報酬・介護報酬の同時改定があり、まず私が県支部長をやっている老人保健施設(老健)では、在宅復帰施設・在宅支援することが明文化され、在宅復帰率やベッド回転率や入退所訪問指導の割合やリハ職・支援相談員の配置や重介護者の割合など10項目を指標化し、超強化型からその他までの5ランクに報酬額が分類され、明暗が分かれました。幸い老健おおぞらでは、2番目の在宅強化型を取得できています。これは併設のグループホーム9床を有料老人ホームに変え、ホームヘルパーを再開し、在宅の受け皿にしたのが有効だったのもありますが、何といっても老健の役割を理解した職員の意識が変わり、向上意欲が出てきたことが大きな収穫です。通所リハビリの利用者も増え、今、おおぞらは活気があります。リハ職員などがもう少し増えてくれるのを願っています。

 病院のほうは、5人の新社会人新人ナースや2桁の看護学生がようやく仕事に慣れてきました。13対1看護病棟では、基幹病院や特養や老健おおぞらや在宅からバランスよく入院があり、過去最高の患者引き受けの月もありました。重症度は30%を超え、平均在院日数は17日に短縮しています。2つの医療療養病棟は医療区分3の最高ランクが最多を占め、寝たきり・認知症があり、医療が必要な患者さんを多く引き受けています。骨折脳卒中連携パスの方も多くおられ、今春から高く評価された在宅復帰機能強化加算を取得しています。ただ、殆ど重症患者なので、退院が非常に多く、満床とは程遠い状態なのが悩みです。

 介護療養病棟を転換して、生活の場でもある「介護医療院」にする準備中ですが、今秋に開設します。1人当たり8平方メートル以上あり、減算なく移行できます。医療区分が低いが自宅には戻れない人の受け皿になるでしょう。地域包括ケア病床からの移行も老健と違って在宅扱いになるので人気が出るかもしれません。尊厳とプライバシーを重視し、地域に開かれた施設にしていきたいと思っています。

紫蘭会理事長  笠島 學

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