2019 11月

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看護師

巻頭言 ほほえみ第77号(令和元年11月号)

 日本列島を直撃した台風19号の爪痕は甚大で、幸い当地では被害は殆どなかったのですが、北陸新幹線の車両基地が水没し、富山東京間の運行のめどが立たないという深刻な事態になっています。吉野さんのノーベル化学賞受賞やラグビーで日本が4連勝という明るい話題もかき消され、あまりにもひどい雨台風がもたらした至る所の河川の決壊・浸水や死者の多さに、はたしてこれが現実なのかと悲嘆にくれるばかりです。

 さて、慢性期医療が主体の光ヶ丘病院は前年より入院患者さんが少し増加しています。高度急性期病院から、介護施設から、在宅からの紹介入院がありますが、何といっても連携が大切です。3者ともバランスよく連携がとれていると思います。

このことは当院が連携の会を通しての開業医の先生方と顔の見える関係が築けていること、医療安全や感染での病院間のタイアップをしていること、認知症初期集中支援チームや認知症カフェなどでの地域へ向けた発信をしていること、8人の常勤医や4人の認定看護師がおり、学会発表もしており、日勤時間帯では質の高い急性期医療・看護・ケアの提供ができることなどが地域に認められつつあるとも言えます。

 老健おおぞらは、7月から5ランク中最高位の超強化型老健になりました。併設する有料老人ホーム、ケアハウスを適切に活用して、在宅支援・在宅復帰に取り組みます。老健は知名度が低く、私が18年も県の会長をやっており来期で交代しますが、富山県や高岡市の医師会では蚊帳の外に置かれたのは私の不徳の致すところです。老健はリハビリ・認知症・ターミナルケア・在宅支援を多職種で取り組む大規模多機能施設で地域包括ケアの中核です。医師も常駐しており、ADLが低下したグループホーム・サ高住・在宅の方を集中リハ目的の入所で積極的に受け入れ、元気になってもらってお返しすることもできます。

 光ヶ丘病院は医療を要する寝たきりで認知症の問題行動がある方を多く引き受けていますが、寝かせきりにしたくないので、ほぼ全員にリハビリを行なっています。中心静脈栄養の方も嚥下検査を行い、経口摂取の併用に積極的に取り組んでいます。来季に複数のリハビリ専門医が常勤となりますので、リハスタッフを充実させ、回復期リハビリ病棟の転換も考慮し一層リハビリに力を注ぎ、リハビリに強い重症者でも何でも引き受ける病院にしていきたい。
 

紫蘭会理事長  笠島 學

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