病院北側に隣接して建築中の新棟がいよいよ完成しました。使用許可が下り次第新棟が活動し、引き続き現病棟の改築に入りますが、すべての工事が完了するのは年始になります。新棟をみてきましたが、明るく広々としており、和風をうまく取り入れ、落ち着いた印象でした。休床中の六床を復活させて３病棟１７７床が療養型病床となりますが、介護職員を最高の３対１に上げます。ナースの一部も介護職の中に含まれているので、医療レベルが落ちることはありません。一般病床の方は30床ずつに分け、そのうち一病棟は一人当たり８平方メートル以上のゆったりとしたものになります。

　ケア・マネージャー資格試験の発表があり、当法人から22名が合格しました。実習を受け資格が得られたら、介護を要するお年寄りとその家族の方に選んでもらえるよう真摯で凛とした態度で取り組んでもらいたいものです。 　当法人は在宅介護支援センター・療養型病床群・おおぞら（老健）・ほのぼの（訪看）・デイケア・ホームヘルパーステーションを既に有しているので、施設介護やショートステイを含めた在宅介護に対する様々なニードに臨機応変に対応が可能である有利さがありますが、それらにおごることなく、いたわりや思いやりの心で、患者様より学ぶ気持ちを持ち、患者様の声に耳を傾ける姿勢を貫き、患者様の満足と安心が得られるような保健・医療・福祉を提供したいと思っています。

紫蘭会 理事長 笠島 學