暖冬で、ぽかぽか陽気ですが、雪を見ないと、何だか落ち着かないこの頃です。
さて、医療療養の医療区分2―3の割合は88%前後で推移しており、チューブ装着者のショートステイ利用者もだいぶ増えてきました。
10月にデイケア光ヶ丘と光ヶ丘ホーム(ショートステイ9→18床)が病院隣接地で稼動しました。ノロウイルスの影響もありましたが、最近ようやく利用者は増えてきており、ほっとしています。10月から稼動した訪問リハビリも3人の常勤療法士が張り切っています。
今年に入り、厚生連病院と大腿骨頚部骨折患者の連携パスを行ないました。人工呼吸器装着者の入院待機者は減りません。このように医療での病々連携を一層深めていきたいと思っています。
山町である一番町で、小規模多機能居宅介護「ひかり一番町」の開設を予定しています。従来はデイサービスとショートステイは違う場所で利用していたのですが、通いも泊りも、訪問も一箇所で行なえます。築百年の立派な天井を消防法のため、貼り直さなければならないので、失望しましたが、土間や庭や仏間があり、昔の商家の雰囲気が伝わってきており、気楽に来れるような、やさしく、笑顔が一杯の場所にしたいと思っています。
訪問看護や人間ドックはナースをもう少し増やし、余裕を持ちたいし、病棟もナースがもう少しいれば、と思っていますが、空前のナース不足という厳しい現実があり、特に夜勤が出来るナースの確保に頭を痛めています。当院は准看を取得する人、准看から正看を取得する人が数人おり、3月には試験勉強を終えた看護職員がふえますので、心強い限りです。
ケアとは看護を含めた広い概念をもつ言葉と思っていますが、心のある暖かいケアを目指しましょう。
紫蘭会 理事長 笠島 學