リハビリテーション
当法人は、リハビリテーションに力を入れています。リハビリテーション科専門医2名、理学療法士32名、作業療法士24名、言語聴覚士10名が在籍し、身の回りのことや歩行が一人でできるように、あるいは介護が必要な場合には介護量が減るように、一人一人の状態を確認し、目標をもって取り組んでいます。また、下記の病院や施設すべてに言語聴覚士を配置し、少しでも口から食べられるように、摂食嚥下障害にも積極的にアプローチしています。
光ヶ丘病院には、「回復期リハビリテーション病棟」があり、リハビリテーション科専門医2名、理学療法士16名、作業療法士14名、言語聴覚士6名が在籍しております。入院早期から訓練を開始することで、寝たきりによる合併症を予防し、すみやかな機能回復が得られるように、チームで取り組んでいます。
→回復期リハビリテーション病棟(リンク)
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理学療法士 |
作業療法士 |
言語聴覚士 |
光ヶ丘病院 |
16 |
14 |
6 |
介護医療院光ヶ丘 |
2 |
1 |
1 |
デイケア光ヶ丘 |
3 |
3 |
1 |
訪問リハビリ |
3 |
2 |
1 |
介護老人保健施設おおぞら |
4 |
2 |
0.5 |
おおぞら通所リハビリテーション |
4 |
2 |
0.5 |
(紫蘭会光ヶ丘病院チャンネル:YouTube)
リハビリテーション科外来
当科外来では、リハビリテーション科専門医が診察し、適切な障害の診断、残存機能の評価、機能回復の予測をし、治療法の適応や生活のアドバイスなどを行います。
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、義肢装具士などから構成されるリハビリテーションチームで治療にあたります。理学療法、作業療法、言語療法のほか、痙縮に対するボツリヌス治療、アイビス(随意収縮介助型電気刺激、IVES)などを含む以下のような治療を行っております。
まずはお気軽に受診下さい。
1.ボツリヌス治療外来
2.装具外来
3.アイビス(随意収縮介助型電気刺激、IVES)
4.摂食嚥下外来
5. 筋電図検査
6.その他:心臓リハビリ、呼吸リハビリも行っています。
●予約制
リハビリテーション外来スケジュール
連絡先 0766-63-5353(受付時間 月〜金曜日 9:00〜17:00 担当 酒井)
リハビリテーションの目的
リハビリテーションは、疾患により生じた移動・身の回りの動作・コミュニケーションなどの障害に対して、失われた機能の回復をうながすとともに、残存能力を最大限に引き出すための治療を行い、患者さんが家庭復帰や社会復帰ができるように支援しています。
理学療法 (PT)
理学療法とは怪我や病気などで身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、また障害の悪化を予防する為に身体機能の回復・維持を行うリハビリテーション医療の一つです。
治療場面では、運動療法(理学療法士の手技や器具、または患者様と一緒に運動をすることで治癒を図る)や物理療法(痛みの緩和や循環の改善などの目的で、温熱、電気等の物理的なエネルギーを外から加えて治癒を図る)等を用います。
日常生活を行う上で基本となる寝返り、起き上がり、立ち上がり、歩行といった動作の改善をしながら、日常生活場面での動作(食事、整容、更衣、排泄など)と結びつけ、自立した日常生活が送れるように支援していきます。
・歩行分析計(C-Mill)
体を天井からつるして足への負担を減らし、安全性を確保しながら、歩行訓練を行います。足元に投影したイラストの通りに歩いたり、よけたりする課題は楽しく、難易度を調整することができます。同時に、歩行能力を評価しつづけており、歩行の改善を数値化できます。
・空圧式筋力トレーニングマシン(HUR:フー)
ヘルシンキ工科大学のバイオメカニクス研究から開発された空圧式トレーニングマシンで、日本を含む慧海60ヵ国以上で採用されています。人間工学に基づいたデザインで、リハビリテーションや高齢者のエクササイズに最適な負荷を提供します。
作業療法 (OT)
身体や心に障害のある方、またはそれが予測される方に対し、身の回りの動作練習や作業活動などを通じて意欲の向上・自信の回復を促し、日常生活動作能力が向上できるよう支援していきます。また、在宅復帰に向けてご家族様に介助方法の指導やご自宅の環境整備も行っています。認知症のある方には進行予防の為に、昔の思い出をふり返ったり、簡単な音読・計算課題等を行います。
・能動型展伸・屈伸回転運動装置(EsoGLOVE)
空気圧で動作する手指にあったロボティックグローブで、自然な動きを再現します。他動的に指を動かしたり、自分の指の動きを助けたりするモードがあり、まひした指の機能回復を助けます。また、画面に、指の状態を視覚的に表示することで、さらに脳を刺激します。
・能動型上肢用他動運動訓練装置(ReoGo-J)
脳卒中などによる、肩や肘の関節の固さや、運動まひを改善することを目的とするロボットです。運動まひの程度に応じた5つのアシストモードと多彩な訓練課題を組み合わせることによって難易度を調整し、個々の状態に合わせたプログラムを提供します。
言語聴覚療法 (ST)
当院の言語聴覚療法では、主に言語障害、摂食嚥下障害、高次脳機能障害の方を対象とし、専門的な検査・評価を行い、必要に応じて個別リハビリテーションを実施しています。
・言語障害に対するリハビリテーション
呂律がまわらない(構音障害)、声が上手に出ない(発声障害)、思うように言葉が出ない、言われたことがよく理解できない(失語症)など、言語障害にもいろいろな種類があります。そのような方に対して、個々の症状に合わせた機能回復訓練を実施します。また、ご本人やご家族への助言・指導を通して、コミュニケーション能力の向上や代償手段の獲得を目指していきます。
・摂食嚥下障害に対するリハビリテーション
「むせる、肺炎を繰り返す」など摂食嚥下障害のある方、または障害の発生が予測される方に対し、安全にお食事を召し上がっていただくために、基礎的な治療や食べ方の工夫、食事の形の検討・指導を行ないます。(摂食機能療法)
施設基準
・脳血管疾患等リハビリテーション (Ⅰ)
・運動器リハビリテーション (Ⅰ)
・呼吸器リハビリテーション (Ⅰ)
臨床美術・音楽療法・園芸療法・リハビリファーム
当院では、美術・音楽・園芸・リハビリファームなど様々な方法を用いたリハビリテーションを実施しています。
内容については以下のページをご覧ください。