当院で筋電図検査を行っております。
目的:
筋力低下や感覚障害(痛みやしびれ)を認める場合に、その原因を検索する補助診断として行われます。具体的には、以下の病態の状態評価や鑑別疾患を行います。
・末梢神経障害の評価(手根管症候群、肘部尺骨神経障害・糖尿病性神経障害
など)
・脊髄疾患の評価(頚髄症・腰椎椎間板ヘルニアなど)
・神経筋疾患の評価(筋原性疾患、神経原性疾患など)
方法:
電気刺激を用いて神経を刺激したり(神経伝導検査)、針電極を直接筋肉に刺入することで(針筋電図検査)、神経や筋肉の状態を評価します。検査時間は30分から1時間程度かかります。
副作用:
電気刺激や針を刺すため、痛みがあります(感じ方には個人差があります)。この検査によって、神経を損傷しないといわれております。
血液をさらさらにする薬を内服されている場合は、筋肉に針を刺した後に、血腫(血の塊)が生じやすくなりますので、お申し出下さい。
※検査の継続が難しい場合は、検査が不完全となりますが、中止いたします。
当院リハビリテーション科医師の新藤恵一郎は、慶應義塾大学リハビリテーション医学教室で研鑽し、十分な経験を持っております。
検査を希望される場合は、事前に予約下さい。